黄金比 Divine Proportion
黄金比という言葉が最近までCMでも使われるなど流行っていましたが、もともとは小説『ダビンチ・コード』の訳書で使われたフレーズです。この小説を原書で読んでいた私は、日本で大ヒットして翻訳版を覗くまで“黄金比”と訳されている事を知りませんでした。実際は、“divine proportion”直訳すると神から授かった比率という意味なのですが、divineは特定の神を指すのではなく、単純に「神」という意味として使われます。例えばアメリカやイギリスなどの国で、クリスチャンが会話の中で通常「God]と言えばイエスキリストを暗に示し、divineとは言いません。
なぜ黄金比という言葉に訳されたのかはともかく、小説「ダヴィンチ・コード」は、実はとてもシンプルな英語で書かれています。フィクションとノンフィクションを織り交ぜ、展開もすこぶる良く、週末に徹夜して読んでしまいました。ぜひ、原書を読んでみて下さい。分からない単語はとばして、前後の脈略からストーリーをくみ取りながら読み進めることが、英語で小説を読む際のコツだと思います。何度も出てくる単語のみ辞書で調べ、小説を英語で楽しんでみて下さい。著者が“divine proportion”に魅了された事が小説の随所で分かります。読んだ私も、宗教とは全く別に、敬虔な気持ちになりました。
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